泥棒が入りました


きのう、うちに泥棒が入りました。
ぼくは気がつきませんでした。
朝起きたらお父さんとお母さんがしんけんな顔をしていました。
しんけんな顔で低い声でお話していました。
それからけいさつの人がたくさんやってきました。
かべやたんすやまどに白いこなをぱたぱたとつけました。
けいさつの人はてちょうに書いていました。
パトカーで無線で話していました。
かっこよかったです。


けいさつの人ははじめお父さんに話を聞きました。
つぎにおかあさんに話を聞きました。
それからぼくのお兄ちゃんに話を聞きました。
ちがうけいさつの人も来て、お兄ちゃんに話を聞きました。
2人のけいさつの人がお兄ちゃんに話を聞きました。
もう1人来て3人でお兄ちゃんに聞きました。
3番目にお兄ちゃんのところに来たけいさつの人がパトカーに行きました。
パトカーに行ったけいさつの人が無線で話していました。
さいごに「りょうかい」って言いました。


それからぼくのお兄ちゃんはてじょうをはめられました。
2人のけいさつの人がお兄ちゃんをつかまえてパトカーの方に行きました。
けいさつの人とお兄ちゃんはいっしょにパトカーに乗りました。
ぼくはお兄ちゃんばっかりずるいなあと思いました。
でも、がまんして言いませんでした。
パトカーはお兄ちゃんを乗せて走って行ってしまいました。
お母さんが泣いていました。
でも、ぼくはよかったなあと思いました。


おわり