2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
学生の頃、私たちがひそかに「パノプティコン」というあだ名で呼んでいた先生がいた。
シケたツラこいて何か考え込むかのようなふりをしてる場合じゃありませんでした。思慮深そうな表情他人様にみせてる場合じゃありませんのです。みなが盛り上がっているところで、作り微笑、顔に貼りつけ、そのじつ頭ん中で考えていることと言えば、「俺はこ…
くぅ……。まいった。眠れぬ。 なぜ眠れないかというと、頭のなかで山田耕筰作曲「赤とんぼ」が鳴り続けているからである。これは、正しい意味での「凄い」、すなわちおどろおどろしくも不気味な曲だと思う。
短い生涯におびただしい数の名曲名演を残したヘンドリックスの諸音源において、これが特筆すべきというほどの物件ではないのもたしか。それでも、聴いて「やっぱジミヘンすごい」と再確認する音源──夭逝した天才は「再確認」や「再発見」ばかりされるのね──…
ひさかたぶりにギターを弾いた。アンプには繋がなかったけれど。 かれこれ1ヶ月あまりほとんど触りもしなかった。こんなにギターから遠ざかったのは、ここ10何年か、ギターを始めて以来なかったことだ。 すっかり錆びついて弾力のない弦を張り替える。チュ…
jiangmin-alt さんの以下2エントリを読んで。 プログラムされた自己否定行動 [読書] misconception and fears jiangmin さんが想定している場面と、あるいはズレた話をしてしまうかもしれないが、「ああ、そっち行くとヤバイのにな、でもなんか俺そっちに向…
人間の体の問題なのか、あるいは心の問題なのか分かりませんけれど、その人間の体や心には、うまくできているもんだなあと感心することがある一方で、あんまりうまくできていないのね、と残念に思うこともある。 うまくできていないのね、神さんはもう少しう…
自由を耐え忍ぶ作者: テッサモーリス‐スズキ,Tessa Morris‐Suzuki,辛島理人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/10/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る 上の本をちょうど今読んでいて、「シノプティコン(Synopt…