2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

江藤淳『閉された言語空間――占領軍の検閲と戦後日本』

「検閲」をめぐる1982〜86年初出の論。保守主義者の江藤さんに対し、私は「右」か「左」のどっちかと言ったら極左なんで、同意できない点は多々あったのだけれど、まあおもしろく読めました。 占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間 (文春文庫)作者: 江藤…

なぜ禁止されるべきなのか

しばらく前から毛むくじゃらの体がおっきなサビ猫ちゃんに煮干しをやってたりしたのだけど、最近なでさせてくれるようになった。部屋のなかに入ってくるようにもなった。もっともそれは腹の空いているうちに限ったことで、満腹になったらさっさと出ていって…

準備の準備の準備の……

月曜の仕事の準備を日曜のうちにしておかなければならなかったんだけど、もう朝だ。考えてみれば「仕事の準備」というのも仕事なんだわな。で、「仕事の準備」をするためには、「仕事の準備の準備」が必要で、さらにそのためには「仕事の準備の準備の準備」…

司法こそが無法者

じつは北朝鮮というのは、地上の楽園とも称すべきすばらしいところなのではないだろうか。なんてことを、ときどき妄想する。 金正日というのは、西側の当局とメディアが結託して作りだした虚像であって、じつのところあの国に独裁者なんかいない。平和でもの…

もっとも多感だったころ

もっとも多感だったころ。というのはわたしの場合、14歳ごろですかね。当時の夢をみた。 ところで、「多感」ってなんでしょうかね。「感」が「多」とは、いったいなんだろう。わたしはその精確な意味をじつは知らない。 辞書をひけばわかるのかもしれないけ…

自由あるいは主体について

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