必殺仕事人

 本棚を整理するついでに、既読の本をぱらぱらめくっていたら、しおりに使ってた、こんな紙片が出てきた。

 電話番号と、その下に「仕置き人」のものらしき氏名(たぶん偽名だろう)が書かれていたのだけど、上の画像では消しておいた。
 7,8年ほど前だったと思う。丸の内線池袋駅の券売機に1枚だけ、この名刺サイズの紙が乗せてあった。黒地に白抜きで書かれた文字が不気味。へえ、こんな恐ろしい業者があるのか、と持ち帰ったのだった。
 どうやって「怨み」をはらすのだろうか。「女性スタッフ」にはどんな役割を割り振られるんだろうか。「殺し」までは請け負わないんだろうけど。スキャンダルをでっち上げて職場にいられなくするとか、家庭を崩壊させるとか、そういう仕事なのかしらね。
 ある種の使命感とか矜持とか、自分の仕事を正当化するだけの感情がないと、こういう商売はできないものだろうとも思う。どういう人物なのか、興味はわく。会いたくはないけれど。