友人の友人はアルカイダ

友人の友人の友人の友人の……
とずんずん関係を手繰つていつて僕は
アルカイダの友にいつか辿り着くことができるのだらうか
きつと辿り着けないのだらうな、と思ふ
グローバル化の世にあつて
僕とアルカイダが全くの無関係といふことは
けつしてないはずなのだ
その証拠に僕は「アルカイダ」といふ名を
かうして知つてゐるのだから
だのに
アルカイダ
僕も
せまいせまい友達の輪に
閉じこめられて
お互いに孤立しあつてゐるのである
屁をひつたら
それや臭いだわさ