きそくただしい生活は からだに わるい

 きょうも あつい いちにちでした。
 あついと むしょうに からいものが たべたくなる。おひるは ぶたキムチチゲを たべました。
 そうゆう からいものを ひるに たべた日というのは、ふしぎなもので、ゆうがたぐらいになると ものすごく はらが へるのです。たべおわった ちょくごは、もうサイコーにまんぞくって かんじなのだけど、5時ぐらいになると もうだめ。しごとなんて さっさと ほうりだして はやく めしを くいたい。でも しごとは おわれない。ああ、つらい。
 あつくなると からいものが たべたくなるのも、からいものを たべると はやく おなかが すくのも、からだが それを ほしがっているわけですね。しごとを しているときに ねむくなるのも、そうです。からだが ねむりを ほしがっているのです。
 そうした からだの欲求に したがって、くいたいものを くいたいときに くいたいぶんだけ くう。ねむりたいときに ねむりたいだけ ねむる。それ、きっと からだに よいことです。しかし、しごとのせいで そうは できません。したがって しごとは からだに わるいです。とっても よくないのです。
 ところで、キース・リチャーズという めちゃんこ かっこいい おじいさんが います。ローリング・ストーンズという ロックンロール・バンドでギターを ひいている ひとです。このひとの あいぼうの ミック・ジャガーという ひとは、ロックンローラーに あるまじきことに、女王からナイトの称号をもらって よろこんでいるような ろくでもない不良ですが、キース・リチャーズは きよく ただしい ロック・ギタリストです。
 このリチャーズさんが こんなことを いってるのを、まえに なにかで よんだことが あります。「いちにちに 3かい めしをくうっていう習慣は、たぶん工場と かんけいが あるんだぜ。あれは にんげんの からだには あってねーんだよな。おれは こわけにして 1にち5かい 食事をとってるぜ。」
 そのとおりだと おもいます。きそくただしい生活というのは、工場にとって よいのであって、ほんとうは からだに わるいのです。「早寝早起きは あなたの健康に よいですよ」ってのは ウソですよ。うちの まわりを たむろしている ネコたちを みても、きそくただしい生活を こころがけているとは とうてい おもえません。なんで にんげんだけ 生活習慣だとか バランスのよい食生活だとかに 気をつかわんと あかんの? そんなもん 気にしなくたって、あつい日には チゲがくいたくなるし、つかれたら ねむくなるように、わたしたちの からだは できてるんですよ。
 まえに 新聞かなにかで よんだんですが、「イタリアだか スペインだかの ひるねの習慣のある ひとたちは、心筋梗塞で ぽっくり いっちゃう確率が たかい」ということが、「医学的」に 検証されたんだそうです。それが じじつなのだとしても、こういうブルジョア御用学者には はらがたちます。しごとこそが からだに わるいということは ある面では あきらかなのに、そういった方向から しらべられたデータを めにすることは ほとんどありません。
 ねむくなったら ねる。めがさめたら おきる。くいたくなったときに くいたいものを くう。そんな くらしを したいなー。