ローリング・ストーンズ&アクセル・ローズ
私の大好きなストーンズ・ナンバーに、"Salt Of The Earth" というのがあるんだけど、さっきライナー・ノートを読んでたら、こんな記述が目に入った。
……そして89年のスティール・ホールズ・ツアーのうち 12月 19日のアトランティック・シティでのコンサートでガンズン・ローゼズのアクセル・ローズとイジー・ストラドリンが飛び入りの形で、このナンバーを共演したことはよく知られている。
へえ、と思って YouTube で検索してみたら、上がってましたわ。
まあ、とりたてて「名演」というほどではないと思うんだけど、すごい時代になったもんだとは思う。ライナー・ノートや音楽雑誌に載る「○○と□□が共演!」みたいな文を、今までは「どんなんだろうなあ」なんて思いながらぼけーと眺めていたものだけど。今じゃあ、ネットでちょちょいと検索したら、映像が出てくるんだもんなあ。
YouTube の影も形もなかった時代――などとふり返ってみせるほど昔のことじゃないが――の情趣がひとつ失われた、なんつうことも、ちょっぴりだけ思う。
上で引用した「アクセル・ローズとイジー・ストラドリンが飛び入りの形で、このナンバーを共演したことはよく知られている」という一節。マニアなファンは、「よく知られている」なんて書かれているのを読んでしまったからには、その知識を記憶に刻み込まずにはいられない。自分が観たわけではないのに、伝聞情報ばかりが増えていく。頭ばっかりふくらんでいく。ストーンズに関して私は、マニアというほどでないのだけど。
今や、曲がりなりにも、すぐに観れちゃったりするんだもんねえ。ありがたみのないことであるよ。もちろん、便利になるのはいいことだ。いいことにちげえねえ。
ついでに、YouTube より、ストーンズのオリジナルの音源も。音質悪いけど。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=QLsQ2CJQU8U
"Salt Of The Earth" はアルバム "BEGGARS BANQUET" に収録されていますです。これマジ名盤。
- アーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2002/11/09
- メディア: CD
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