読書

「多数派/少数派」という認識を構築するのはなにか?

ルワンダの大虐殺にかんする興味ぶかい記事を読みました。 ●メディアで憎悪を増幅してはいけない!:NBonline(日経ビジネス オンライン)(伊東乾さん) ただ、この記事、会員登録してログインしないと読めなくなっちゃってるんですね。きのうかおとついまで…

ナショナリズムと人種主義――B・アンダーソン『想像の共同体』より

想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険)作者: ベネディクトアンダーソン,白石隆,白石さや出版社/メーカー: リブロポート発売日: 1987/12メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る ひさかたぶりに再読。まえに読…

選挙を拒否しよう!

前回の記事で序文だけ紹介したグレーバー著『アナーキスト人類学のための断章』。さきほど本文も読み終わりました。いやあ、期待以上にすごかった。大変な作品です。あんまりにおもしろかったので、さっそくまた1章から読み返しているところ。 近いうちに私…

デヴィッド・グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』

あたたかくなって、またビールのおいしい季節がやってきました。ありがたいことです。いつ最初の缶のプルトップを開けたのか記憶がさだかでないのですが、まあとにかくおいしくいただいておりますです。 チャゲ&アスカは「要らないものなど〜ないよね〜」と…

江藤淳『閉された言語空間――占領軍の検閲と戦後日本』

「検閲」をめぐる1982〜86年初出の論。保守主義者の江藤さんに対し、私は「右」か「左」のどっちかと言ったら極左なんで、同意できない点は多々あったのだけれど、まあおもしろく読めました。 占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間 (文春文庫)作者: 江藤…

自由あるいは主体について

経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)作者: マルクス,城塚登,田中吉六出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1964/03/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (49件) を見る カントの批判哲学 (ちくま学芸文庫)作者: ジルドゥルーズ,Gil…

マルコムX――コミュニストとしての

マルコムXの自伝をもうじき読み終わりそうなところ。 ぜんぜん知らなかったんだけど、マルコムってコミュニストじゃん。 この自伝の前半では、ハーレムで麻薬の売人から空き巣にまで手を染め、監獄にぶち込まれたひとりの少年が、イスラムの教えと出会い、…

武田徹『偽満州国論』

偽満州国論 (中公文庫)作者: 武田徹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (26件) を見る おもしろかったっす。 よく分かったのは、「国家」を考察するうえで、満州国が非常に興味深…

というカテゴリを新設してみた

せっかくブログ(ていうの?)をやっているのに、読んだ本の記録をしないのもどうかとちょっと思ったんで、新たに[読書]というカテゴリを作ってみた。 自分が読んだ本のリストを公開しちゃうのって、脳ミソ覗かれてるみたいで気恥ずかしい。 もっと恥ずかし…