今日の一曲

The Clash / London Calling

昨日買ったベースの練習曲として、ザ・クラッシュの曲をいくつかコピーしている日曜日。朝からずっと弾きどおしで、"London Calling" なんてCDに合わせて 20回くらい弾いたんじゃないかと思う。相変わらず指弾きはダメで、ピックばかり使ってるんだけど。 …

Led Zeppelin / Thank You

心地よいトリップ感を味わえる一品。 John Paul Jones 奏でるハモンド・オルガンおごそかで、Jimmy Page のギターの鳴らす和音きらびやかで、Robert Plant の歌声うるわしい。ただしっとり演奏したのだとしても、それはそれで名バラードとして成立しそうなも…

BUDDY GUY / LONG WAY FROM HOME

Stevie Ray Vaughan の追悼コンサートを収めたアルバム(96年)より。 「やり場のない怒り」とか「やり場のない悲しみ」とか言いますわな。そういう憤激や悲嘆にくれる者にむかって、「はい、どうぞ。あなたのために『やり場』を用意しました。思う存分、ぶつ…

The Rolling Stones / Wild Horses

この曲を弾き語る予定がありまして、ここ数日繰り返して聴いている。 古い曲なんだけど、ストーンズは95年のアルバムでこの曲をセルフカバーしている。その演奏がほんとうにほんとうにすばらしい。 YouTube にもあったぞ。 ●YouTube - The Rolling Stones- W…

David Bowie / Heroes

誰もレコードなんか、真剣に聴かぬのである。私もそうだけど。 「ながら鑑賞」では、まともに音に没入できない。食器洗いながら、本を読みながら、自動車を運転しながら……。あるいはヘッドフォンをつけて、歩きながら、電車で移動しながら……。録音された音楽…

アナム&マキ / Good Night

しばらく前から YouTube に誰かアップしてくれないかなと、ときどきチェックしていたんだけど。ついにあがっていました。アナマキの PV。 ●YouTube - アナム&マキ - Good Night ●YouTube - アナム&マキ 戦え!野良犬 ●YouTube - アナム&マキ - 明日が見え…

Jeff Beck / Scatterbrain

猫や犬はかなり高度な知性を持った動物であると言ってもよいと思う。ところが、彼らに音楽を聴かせてみても、愉しんでいるようには見えない。これは、考えてみると不思議ではある。 たしかに、犬猫の知能では、さすがにへヴィ・メタルやクラシック音楽の高度…

Rod Stewart / Handbags & Gladrags

ここ数日、ひどく調子が悪くて、といっても体調を崩したわけでは全然ないんだけど、さっぱり音楽が聴けないという状態が続いていた。通常であれば気持ちのよい曲が、しっくりこない。というより、うるさく感じる。ざわざわと騒々しい音どもが、まとまりを欠…

赤とんぼ

くぅ……。まいった。眠れぬ。 なぜ眠れないかというと、頭のなかで山田耕筰作曲「赤とんぼ」が鳴り続けているからである。これは、正しい意味での「凄い」、すなわちおどろおどろしくも不気味な曲だと思う。

Jimi Hendrix / Day Tripper

短い生涯におびただしい数の名曲名演を残したヘンドリックスの諸音源において、これが特筆すべきというほどの物件ではないのもたしか。それでも、聴いて「やっぱジミヘンすごい」と再確認する音源──夭逝した天才は「再確認」や「再発見」ばかりされるのね──…

GUNS N' ROSES / Sympathy For The Devil

ローリング・ストーンズの最高傑作と讃える人も多い「悪魔を憐れむ歌」の、ガンズ・アンド・ローゼズによるカバー。 「名曲」「名演」と呼ばれるものほど、カバーする側はやりにくいんじゃないかなと想像する。本来は、オリジナルの演奏者に対してカバーする…

Black Grape / Kelly's Heroes

95 年の作品。何ヶ月かごとに引っぱり出して聴くということを、ずっと続けているのだけど、もう 10 年以上もたったのか……。

Bonnie Raitt / Spit Of Love

今日は、ブルースの歌い手にしてギタリストであるボニー・レイットによるヘヴィーな一曲。 音楽というやつは手に持ったり運んだりするものではないからして、「ヘヴィー」すなわち「重い」とは、比喩にほかならない。それは当然だけど、「ヘヴィー」って何だ…

Manic Street Preachers / Comfort Comes

もうすごいですよ、これは。かなり実験的な色合いの濃い作品であり、またそれが奇跡的に成功していると言えるんじゃないかな。

アナム&マキ / 戦え!野良犬

熟れたレモンはうまいんだろうか。 われわれが食用にしている黄色いあれは、果実としてまだ熟しきっていないのでしょうね。レモンの側の戦略としては、「もうちょいしたら甘くなるから、そうなってからおいしく食ってクソして種まいてくれ」ってことだと思わ…

Jeff Beck / Brush With The Blues

「屁理屈」「屁のかっぱ」「屁っぴり腰」などと屁は軽んじられておるが、まずもってわれわれは、屁の偉大さを認めなければならないのである。そう、放屁の屁である。ビバ・放屁音である。ブリット・ポップなのである。最後のは関係なかったけど。

The Clash / The Street Parade

よくプロモーション・ビデオなどで、街の雑踏のなかで歌手が歌っているという映像がある。大勢が往き来するところで手を広げたりして歌ってる姿は、街ゆく人たちにとって奇異なものであるはずである。にもかかわらず、誰も気にもとめない。そして、そんな周…

DURAN DURAN / WHITE LINES

オモテ面をたどっていたはずがいつの間にかウラ面になり、気がつくとまたオモテに戻っている。こんなメビウスの輪の構造をしたリフについて。

MANIC STREET PREACHERS / From Despair To Where(前編)

このバンドの James Dean Bradfield という人は、たいへんにすぐれた作曲家であると思う。こう言うと、きっと異論のある人もあろうが、私はことこれにかぎっては、異論を受けつけるつもりがない。彼はじつにじつに「よい曲」を書くのである。

Michael Jackson / Thriller

大げさな言い方をさせてもらえば、これまで生きてきて、音楽の聴き方がガラッと変化してしまうような転機というのが何度かあったように思う。

Jeff Beck/Shape Of Things

いわゆるハードロックの演奏というのは、どうも戦争や兵器の比喩と相性がいいもんです。なんでだかよくわからないけど。「伝説の爆撃機」とか「サーチ・アンド・デストロイ」とか、そういう言葉で形容されるのは、ほんとふさわしいような気がしてしまう。そ…

Sex Pistols/God Save The Queen

英国国歌と同じタイトルをもつ Sex Pistols の God Save the Queen である。 今日は、音についてではなく、歌詞について。(歌詞はこちらで全部読めます。)

アナム&マキ/この地球をたゆたう

ゆったりとして雄大なバラード。 もうこの曲は、なんといっても2人のコーラスが絶品。終盤のフェイドアウトするところでアナムによるエレキのスライドが入ったりするほかは、ほとんど2人のボーカルと2本のアコギ、それにベースとドラムだけで音を作ってい…

Faces/Bad 'N' Ruin

Faces というのは、さっき、はてなキーワードに登録しておきましたけど、あのハスキーボイスのロッド・スチュワートがかつて所属し歌っていたバンドです。このバンドは、ソロシンガーとしてのし上がろうとするロッドが自分のバックバンド扱いしたため、分解…

押尾コータロー / HARD RAIN

空じゅうを、しぶきが覆っているかのようであった。すぐにやんだので濡れずに帰れたが、しばらく駅前の喫茶店で足止めをくらった。カミナリもすさまじくて、一瞬おもての通りのネガポジが反転したみたいだった。やたらと密度の高い雨粒が、窓から見える向か…

Manic Street Preachers/Motorcycle Emptiness

この人たちについて書くのは、とてもくすぐったい。アイドル的存在なのです、私にとって。 ギターを始めてひたすら練習にあけくれたのも、彼らの曲を弾きたいがためだった。ひとつのソロをコピーしようと、ギター抱えながらCDで同じところをなんども再生し…

AEROSMITH / Same Old Song And Dance

エアロスミスの初期(セカンド・アルバム収録)の作品。この曲は、彼らの長いキャリアのなかでも、最高傑作のひとつではないだろうか。

Guns N’ Roses / Locomotive

彼らが活躍していた80年代後半から90年代初頭には、まわりのめざといロック・マニアはへヴィ・メタルを聴いてて「フン、ガンズなんてポップスじゃねえか」って鼻で嗤っていたように思う。ガンズがバンド内のいざこざでもたもたしている間に、シーンの趨…

I Wanna Riot/RANCID

エピタフ・レーベル所属のアーティストが参加するコンピレーション・アルバム、PUNK-O-RAMA。シリーズ化されてすでに10作ぐらい出てんのかな。詳しくないので、はっきりしたことは言えないのですが。そのシリーズ第1弾より、ランシドのナンバー。

David Bowie──Space Oddity

「日本人宇宙飛行士」と称される野口さんという方が宇宙遊泳をしているそうなので、今日はボウイのスペース・オディティを取り上げてみた。